[an error occurred while processing this directive]
西近江しんぶんロゴ
大津市坂本比叡山延暦寺
12月31日鬼追式(おにおいしき)
歴史散歩ロゴ
鬼追式が行われる延暦寺根本中堂 地図
大松明火の周りで行われる鬼追式
[交通メモ] 
坂本方面からは比叡山ケーブルで年末年始の参拝も
 1200年余りの法灯と世界文化遺産指定に輝く比叡山延暦寺の鬼追式は、年末から正月三が日にかけて営まれる延暦寺修正会*しゅうしゅうえの大晦日*おおみそか行事である。
 修正会というのは正月に修する法要のことで、その起源は称徳*しょうとく天皇の神護景雲*じんごけいうん2年(768)に宮中の大極殿で行われた正月の御斎会*ごさいえに始まる。その後、全国の国分寺で営まれ、鎮護*ちんご国家の道場として建てられた延暦寺でも早くから修正会が執り行われてきた。
 延暦寺修正会は、12月31日から正月三日まで根本中堂と釈迦堂、横川中堂の3ヵ所で営まれるが、その代表的なのが根本中堂の修正会。大晦日の午後11時過ぎに導師と出仕僧が根本中堂に入り、内陣で護摩が焚かれ荘厳な梵唄*ぼんばいが堂内に流れると、大導師が本尊薬師如来像の前で修正作法を行う。
 その左脇の護摩壇で護摩修法が行われると、いよいよ鬼追式の始まり。護摩の炎で明るく照らされた根本中堂に薬師如来の真言陀羅尼*だらにを唱える僧衆の声が響き、大錫杖*しゃくじょうや法螺*ほらなどが打ち鳴らされると突然、内陣に安置されている宮殿の背後から赤鬼、青鬼の面をかぶった僧が打棒師に追われて出場してくる。鬼は中堂から中庭へと逃げ回って、根本中堂の門前に焚かれた大松明の周りを逃げまどう。この鬼のしぐさは、人間の煩悩を表していて僧の読経や法力で煩悩を追い払う様子を象徴する、にぎやかな歳末の法要なのである。
 参拝者によって厄除招福の午王*ごおうの印が額や紙に押されて災難厄除けのお守りに。このあと僧たちは大講堂で読経、参拝者は大講堂の除夜の鐘を聞いて新しい年を迎え、天下泰平を祈る修正会の法要は三日まで続けられる。(1999年12月掲載)


[an error occurred while processing this directive]P.V.


COPYRIGHT© 1999-2000 The Communique Tribune. All Rights Reserved.
COPYRIGHT© 1997-2000 Nishi Oumi Journal. All Rights Reserved.

歴史散歩の著作権は京都新聞西近江販売所連合にあります。
権利者に無断で転載することを禁じます。

インデックスへ
サイトのトップページへ